辺境の街を抜けて

結局辺境の街には一日分も滞在しなかった。
旅をしていると色々なことがあるとはいえ、これ以上ユウを危険に晒すことはできない。
あれから彼女はどこかぼんやりとしている。
早く元の元気な彼女の姿が見たい。
僕はこれからも、彼女を側で守り続けられるだろうか。

いや、弱音は吐かない。守るんだ。
どんなことをしたとしても。
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