世界観・キャラクター設定

◇世界観

異世界:名もなき異世界、“NEMULUS”。

◇用語

【魔力】
異世界の空気中に漂う何かを元とする力。
異世界の住人は多かれ少なかれ全て魔力を扱うことができる。
召喚された存在も、確率で魔力を扱う力を得ることがあり、その場合の力は強大となる。

【魔法】
魔力を扱い行使する能力。
使用できる魔力の量や、威力、効果、発動方法には個人差がある。

【人外】
元々は人であった者が、それ以外の存在へと変異したモノ。又は、その存在が産み落としたモノ。どちらも人外と形容されるが、前者の方が強い力を有する。彼ら(又は彼女ら)は、人の姿を模して人の世界に紛れ込むが、多くがその精神に大きな歪みを抱えている。執着心が強い、加虐的であるなど。
召喚された異世界の存在がより変異しやすい、という仮説がある。

◇土地

【海辺の街】
白い壁と青い海のコントラスト、そして街中に植えられた色鮮やかな花々が特徴の街。郊外には大きな花畑があり、そこを見に訪れる観光客も多い。
毎朝出る市場では、様々な種類の屋台が軒を連ね、観光客のみならず地元民にとっても大切な場所となっている。

【辺境の街】
鬱蒼とした森と高い城壁に囲まれた街。
そうした立地にも関わらず、比較的住人の生活に不便はない程度には栄えている。
しかし近年、何らかの要因により女性の旅行者を対象とした犯罪が増えており、辺境警備隊の巡回に含まれているようだ。

【竜の棲む湖】
美しい山々とその麓に広がる林を望む、美しい湖。
周辺でも群を抜いて人気のあるこの観光地は、近隣の街の貴重な収入源となっている。
だが同時に危険な竜の住処でもあるため、扱いは慎重だ。
竜がすすんで人を襲うことはないとはいえ、相手は人外なのだから。
なお、最近伝説上の生き物である「龍」の目撃例があり、魔法塔の調査員が出動する騒ぎとなった。

◇組織

【魔法塔】
魔法使い・魔法士・召喚師などを育成、管理、統括する組織。名の通り大きな塔を拠点としており、かなり閉鎖的な組織で、怪しい噂が絶えない。

【辺境警備隊】
辺境をめぐり、独自の自治権で治安を確保する王都警備隊の遊撃部隊。それは過酷な任務ながら、自治権のためエリートや貴族からしか選出されず、それゆえ常に人手不足に悩まされている。

◇キャラクター

■V&U TRAVELER’S diary

【ユウ】
15歳。年齢よりも幼い印象を与える少女。
日本からの被召喚者で魔法が使えない。とても非力。

【ヴィー】
ユウの旅の同行者であり現保護者。本名は別にある。
20代男性の姿をしているが、どうやら本性は何らかの人外であるようだ。
強い魔法の力と、高い剣術を持つ。


■Her SERVANT’S note

【主】
名前すら無く、白い仮面で常に顔を隠した謎多き人物。
男性体であったり女性体であったりする。元は人間であったが、すでに別の何かに変質している。世界でも有数の魔法の使い手。

【レアンドル】
主に仕える優秀な男。主に永遠の忠誠と敬愛を抱いている。
元は冒険者であったようだ。

【ラウ】
主に仕える見習いの少年。
本質は人でなく、主が魔力から練ったいわゆるホムンクルス。
主を敬愛している。創造物は創造主を愛するものだ。


■MOT Apology List

【サカキ】
魔法塔の中でも屈指の強大な魔法の力を持つ魔法師であり召喚士。人外ではないかという噂がある。

【トキヤ】
魔法塔に入りたての少年。両親が共に魔法塔の研究員であったが、実験の事故で帰らぬ人となり、その後はサカキが後見となる。

【リク】
魔法塔学徒の少年。努力家で自信家。年長の学徒との衝突が絶えない。

【カミーユ・プライエル
魔法塔学徒の少年。トキヤとリクの面倒をよくみている。苦労性。

【ナナシ】
何処にでもいるし、何処にもいない人外。サカキのペットを自称する。
真っ白い猫の姿だったり人だったりする。
人の時は年齢性別はまちまちだが、よく白髪金目の美少年の姿になる。


■Frontier Guard Report

【ダリア】
元性奴隷。さっぱりした性格の女性。

【イグナーツ・プライエル】
辺境警備隊の隊長。貴族の三男坊。

■教えて!サカキ先生!

【サカキ先生】
人と共にあることを避け、とある場所で独り厭世的に生きている。

【ナナシ♀】
どこにでも居るしどこにも居ない人外、だった。
黒髪青目の少女の姿をしている。

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